B to Cとは
B to C(B2C)とは、「Business to Consumer」の略称で、企業が一般の消費者(個人)に対して直接、商品やサービスを提供するビジネスモデルのこと。
私たちが普段の生活でお金を使う場面のほとんどは、この「B to C」の取引にあたる。
B to Cの代表的な例
- 小売・飲食:スーパーマーケット、コンビニ、アパレルショップ、レストラン、カフェ
- サービス業:美容室、フィットネスジム、旅行代理店、映画館
- デジタルサービス:Amazonや楽天市場などのネット通販(EC)、Netflixなどの動画配信サービス、スマホゲームの課金
B to Cビジネスの特徴
1.「感情」や「直感」で意思決定されやすい
「デザインがかわいい」「美味しそう」「流行っているから」「ブランドが好き」など、個人の好みや感情、自己実現の欲求が購入の大きな動機になる。これを刺激するために、テレビCMやSNS、インフルエンサーを使った華やかなマーケティングがよく行われる。
2.意思決定が早く、衝動買いも起きる
B to Bのように何人もの上司のハンコ(稟議)を待つ必要がない。自分(または家族)が良いと思えばその場で買えるため、検討から購入までのスピードが非常に早い。レジ横のお菓子をつい買ってしまうような「衝動買い」が起きるのもB to Cならでは。
3.1回あたりの取引金額小さく、顧客数が多い
(家や車などの例外を除き)数百円から数万円の取引が中心。そのため、少数の特定のお客様を相手にするのではなく、いかに「広く大勢の人に買ってもらうか(マス・マーケティング)」が重要になる。
4.流行やトレンドの移り変わりが激しい
消費者の飽きは早く、SNSなどでブームが起きてもすぐに次へ移ってしまう傾向がある。そのため、常に新しい商品を開発し続けたり、飽きさせないキャンペーンを打ったりするスピード感が求められる。
B to Cビジネスの最近のトレンド
・「モノ消費」から「コト消費・トキ消費」へ
「所有すること(モノ)」よりも、旅行、ライブ、体験型イベントなど「その場でしか味わえない体験(コト・トキ)」に価値を感じてお金を払う消費者が増えている。
・パーソナルライズ(個別最適化)
「みんなと同じもの」ではなく、「自分にぴったりなもの」が求められている。AIが個人の好みを分析しておすすめの服や音楽を提案してくれるサービスが当たり前になった。
D2Cと従来のB to Cの違い
従来のB to Cでは、メーカーが作った商品は「卸売業者」を経由して「小売店(スーパーやデパートなど)」の棚に並び、消費者がそれを買うのが一般的だった。あるいは、Amazonや楽天市場といった「巨大なショッピングモール(プラットフォーム)」に出品して売るケースも多い。一方のD2Cは、これらの「中間業者」や「大手プラットフォーム」を完全にすっ飛ばす。 SNS(Instagram、TikTok、Xなど)で自ら情報を発信してお客さんを集め、自社の公式ネットショップだけで販売するのが最大の違い。
なで今、D2Cが流行っているのか
・利益率が高い
小売店に払う陳列手数料や、卸売業者への手数料がかからないため、利益が出やすくなる。浮いたコストを「商品の品質向上」に回して、より良いものを安く提供することも可能。
・顧客データを独占できる
Amazonやスーパーで売ると、「どんな人が・いつ・何と一緒に買ったか」の詳細なデータはプラットフォームや小売店側に握られてしまう。自社サイトで直接売れば、顧客のデータをすべて分析でき、次の商品開発やキャンペーンに活かすことがでる。
・ブランドの世界観・ストーリーを直接伝えられる
「どんな想いで、どんな素材を使ってこの商品を作ったか」というストーリーを、SNSや自社サイトを通じて直接消費者に届けることができる。これにより、「ただの客」ではなく「熱狂的なファン(リピーター)」が生まれやすくなる。」